京都宇治で抹茶のお香の制作販売、そしてお香づくり体験を開催しております
INCENSE KITCHENの後藤と申します。
https://www.instagram.com/incensekitchen
令和おじさんと覚えている方も中にはおられるかもしれません。
「令和」という元号の名前の由来としては、第五巻にある「梅花歌三十二首」の序文からと言われています。
「梅花歌三十二首」とは、当時、大宰府の長官であった大伴旅人が邸宅に官僚仲間を招いて宴を催し、各人が梅を愛でながら詠んだ歌です。
当時梅は、大陸から伝えられてまだ間もない頃で、珍しい外来種でした。宴に招かれた客たちは、思い思いにまだ珍しい梅の花を詠みます。
三十二首の歌が詠まれる宴とは非常に規模が大きく、
一人ひとりがとても自由な捉え方、異なる観点で梅の花を詠んでいて、非常に多様性に富んでいる宴歌とも言えます。
個々の表現が尊重された結果としての多様性が息づいている、その序文が、
新元号の出典となったことに大きな意味があると分析される識者もおられます。
前回は菊についてでしたが、今日はそんな流れも引き継ぎつつ、今回は梅の香りについてご紹介します。
こんなかわいらしい梅のお香があります。
こちらは京都二条城近くにお店がある「香老舗 林龍昇堂」さんの「梅だより」です。
白檀の香り豊かなこのお香は、梅の香りがほんのりといたします。
世界遺産である元離宮二条城の梅の実をすりつぶして練り合わせた印香だそうで、歴史ある二条城のお姿を思いながら楽しむ事ができます。
この他にも店内には、ところ狭しとたくさんのお香が並べられています。歴史を感じる店構えの奥に、店主の林さんがおられたらラッキー♪どんな質問にもとても丁寧にお答えいただけます(^^)
京都二条城にお越しの際は、お立ち寄りされてはいかがでしょうか。
最新情報や手作りの抹茶香づくり(京都府宇治市)についてはこちら↓をどうぞ♪
公式インスタグラム https://www.instagram.com/incensekitchen